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翌日、返事はこなかった。当然と言えば当然なのだが。
『少し寂しい…かな』
要らないと言ったのは自分だ。しかしながら、やはり気になるものは気になるのであって。
その日も、メールはこなかった。
次の日も、その次の日もメールはこなかった。苦しくて寂しくて、どこかに逃げ出したくなって。
受信メールを開いた。
いつも、私のことが好きだと言ってくれる子。
毎日毎日メールがきた。何度断っても、諦めなかった子。
私は、ついに逃げてしまった。
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