第一章

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ネット上では私の嫌なところを明かしても誰も離れない。むしろ理解してくれている気がする。 私が好きになったあの人も、私のことを理解してくれた。私も、あの人のことを理解しようとしていた。 "あの人"とは、私がネットで知り合ったお友達(女の子)。 趣味が合って、話をするのが面白くって。 まだ私と同じ高校生なのに、社会人のようにしっかりしていて憧れだった。 けれど、彼女も弱い面を出す時があって、私はそれを見て慰めたい、支えてあげたいと思った。 最初は、大切な友達だから、だと思っていた。けど、そう、いつの間にか、その感情は恋へと発展していた。 .
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