4人が本棚に入れています
本棚に追加
ホームルームが始まり、授業もいつも通り進んでいく
1日が平和にすぎようとしていた
直美も特に変わった様子はなく、手紙のことなど忘れているようだった
楓はできる限り接触することは避けていたが、朝の反応が気になっていたため、暇さえあれば直美のことをみていたが
この昼休み
彼女は他の女子達と机に腰掛けながら話している
彼女は自分を過大評価しており、完全なお嬢様タイプであり、その回りに集まるのもあまり人柄のよいものではなかった
「今日はどうする? カラオケでもいく?」
「悪くないね! いつもんとこいこうよ」
そんな会話が聞こえてくる
手紙のことは出てこなかった
「ちょっと、お手洗い」
そう言って直美は教室をあとにして、トイレへ向かっていった
最初のコメントを投稿しよう!