ハジマリ

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ホームルームが始まり、授業もいつも通り進んでいく 1日が平和にすぎようとしていた 直美も特に変わった様子はなく、手紙のことなど忘れているようだった 楓はできる限り接触することは避けていたが、朝の反応が気になっていたため、暇さえあれば直美のことをみていたが この昼休み 彼女は他の女子達と机に腰掛けながら話している 彼女は自分を過大評価しており、完全なお嬢様タイプであり、その回りに集まるのもあまり人柄のよいものではなかった 「今日はどうする? カラオケでもいく?」 「悪くないね! いつもんとこいこうよ」 そんな会話が聞こえてくる 手紙のことは出てこなかった 「ちょっと、お手洗い」 そう言って直美は教室をあとにして、トイレへ向かっていった
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