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あれは、二十歳位の夏のことだった。
俺は、近場の(歩いて30分位)の本屋にラノベ漁りに行こうと家を出た。
日差しが眩しい、猛暑日で正直歩きでたどり着けるか不安だったが、決死の覚悟をもって一歩を踏み出した。
暑さで倒れるよりも、楽しみにしているラノベ(ライトノベル)を読めないことの方が、当時の俺には大問題だったからだ(今も似たようなもん😓)
しかし、そんな俺の前に高い壁が!!
家から出て、しばらく歩いた先に……『奴』が立ちはだかったのだ!
二メートル程先のマンホールの上に立つ、緑の巨体(虫にしては)
『オオカマキリ』登★場!!
奴は鎌を振り上げ、バサリと羽根を広げると俺に威嚇の構えをとる!
「…今年は見ないと思ったら…やはり出てきたな。だがしかし!いつまでもやられっぱなしだと思うなよ!」
※心の声でなく実際叫びました😵
俺- 一歩踏み出す。
奴- 三角形の頭を動かし警 戒する
俺- ビビって二歩下がる。
奴- 羽根を広げる両方の鎌 を振り上げる
俺-脇目もふらずダッシュ で逃げる🏃
戦う前に負けましたが何か?俺のハートはチキンハート⌒(ё)⌒。
だって生理的にダメなんだもん!あの動き方とか、あの顔の形とか、超小さい黒目が蠢く様とか、あの獰猛そうなお口とか!!(;´д`)
しかも、飛ぶんですよ?
やばくなったら顔面目掛けて飛んでくるんですよ?!
そんな恐ろしい相手にどうやって勝利を収めろと!?
しかし、奴に勝たなければ道は開けない…よし。
こういうときは助っ人を呼ぼう!!
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