雪のように
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雪のように
しんしんしん…… 雪の降る季節。 私は自分の部屋から外の雪を眺めながら、電話をかけた。 「……あ、柊(しゅう)くん!!」 「璃緒(りお)じゃん、どうしたの?」 恋しい相手の声を聞いて、思わず顔がほころぶ。 「あ、あのね。明日、桜ヶ丘公園に来て欲しいの」 今まで恥ずかしくて言えなかった、呼び出しの言葉。 はじめて、言えた。 けれど本当の勝負は明日にある。
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