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その時、この学校で王子様的な存在のイケメン男子生徒の真田と、おこぼれに与ろうと付いて回る小判鮫男の池上が真琴の席に近寄って来た。
真田 「やあ、ここいいかな?」
『この子が瀬戸真琴か…、確かに可愛いな』
友美 「真田先輩っ!……もちろんです!」
『うわぁ~♪王子様が話し掛けてきた~♪』
真琴 「え?でも席結構空いてますよ?」
真田 「え?………いや……、一緒に食べちゃ駄目かな?」
『何その反応!普通頬染めて喜ぶだろっ』
友美 「全然いいですよ!
真琴は黙ってなさいっ……」
『まったく……こんなチャンスなかなかないのに………どんだけ鈍いんだろ……』
真琴 「むぅ……」
真田 「あはは、真琴ちゃんだよね?
君可愛いよね。
一度話してみたかったんだ」
『まあ、俺に興味持たれて喜ばない女なんていないさ』
真琴 「先輩って物好きですね~。
あ!先輩の海老フライ美味しそう~♪」
真田 「あははっ!真琴ちゃんって変わってるね♪
海老フライあげるよ♪」
『………海老フライに敗北感を感じたのは初めてだよ……』
真琴 「わ~い♪
ありがとう先輩!」
友美 「ホント食い気だけだな……」
『勿体無い 勿体無い……』
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