1、始まり

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後悔した 片手で自分の頭を押さえた 中二病全開もいいところだ 人目のない木と草に囲まれた神社でよかったと思った 他人にこれを聞かれていたら 俺はその場を脱兎の如く逃げ出していただろう 先のことを忘れるように 俺はポケットから携帯を取り出し 時間を確認した 「昼過ぎか……」 心なしか微妙に腹も減った気がする 帰って昨日の夕飯でも温めて食べようと思った その矢先だった ガサッ
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