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おかあさん
スケートの真央ちゃんのお母さんが亡くなったそうですね。最期はみとれなかったとか。
子供時代にああいった大きなことに飛び込むと母親が側にいることが他の子よりもずいぶんと多くなると思います。
時間的にも感覚的にも常にお母さんの気配を感じていた真央ちゃんは今どんな気持ちでいるのだろうと思うとやりきれないです。
あんなに早くに。
真央ちゃんに比べたらずいぶんちっぽけですけど、私は生まれたときからちょっと激しい、自分の感受性を持て余して泣いたり怒ったりを繰り返す本当にめんどうくさい子供で、小学生時代なんてみんなと感覚が全然合わず仲良くできなくて母が私のただ一つの安らぎで居場所でした。
そんな時期が思い出してみると自分でも引くほど長く、よく母は私を捨てなかったなとかちょっと本気で思いました。
そして高校に入ったら音大を目指すといって母と二人三脚でがんばることが多かったです。
だからなのか友だちと家族のことを話すと、他の子に比べて私の中で母という存在はとても大きい。
それは弱さや甘えにつながることでもあるけど、私にとって最大の武器です。大切に育ててもらったという記憶が私を何度も自分を粗末にしない道に立ち戻らせてくれました。
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