5月2日

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「きれい,,,。」 俺は思わず小さくつぶやいた。 光っているのは木漏れ日のはず。 だが、辺り一面の光を独り占めして 輝いているのは 仁だった。 息を殺して仁の隣に座る。 俺の目は仁に釘付け。 くるっくるの茶髪が、 風にふかれてふわふわ揺れる。 差し込む陽射しが透けて 痛んでいる毛先がきらきら光る。 長い睫毛。 半開きのぽってりとした唇。 ,,,仁の顎って、 ほんとに綺麗なライン。 透き通る肌は真っ白で その形容詞は本来 清楚な少女を連想させるものなのに この男から発せられるのは 強烈なセクシーさ。 あーまったく。 なんでそんなに色気放ってんだよ。
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