~休憩~

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誠一「よし、午前の訓練は終わりだ。」 誠一がそう言った途端、賢太と郁葉はその場にパタリと倒れた。 賢太「…疲れた。」 郁葉「うばー…。」 二人ともクタクタに疲れているようだ。 郁葉「…いかんいかん。幼女成分が足りないんだな。うん。」 …訂正、一人はまだ動きたりないようだ。 誠一「…郁葉。お前はまだ体力に余裕があると見えるな。…あともう2、3週走るか?」 郁葉「全力で、遠慮します。」 誠一もその場で座り込むと、煙草をくわえて火を付けた。 賢太「…誠一さん。煙草は体によくないですよ?」 賢太は地面に倒れたまま、誠一をとがめる。 誠一「もう習慣になっているからな。…副流煙なら大丈夫だ。風上はそっちだ。」 誠一が吐き出した煙は、賢太達とは逆の寺子屋の方へ漂っている。 突然、寺子屋の扉がガラリと開いた。 慧音「誠一、昼食が出来たぞ。…また煙草か?」 誠一がくわえる煙草を見て呆れたように呟く女性。 寺子屋の先生で、唯一の獣人でもある慧音だ。 誠一「悪いな。こればかりは習慣になってるからな。…二人とも、飯食いに行くぞ。」 誠一は、煙草を携帯灰皿に突っ込むと立ち上がった。
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