32人が本棚に入れています
本棚に追加
「ひぃいいっ!!竜の女ぁあっ」
店の主人は、狂ったように叫びだした。
私は、目を丸くする。
…竜の…女…?
店の主人は、私とお母さんを睨み、お母さんを指差した。
「お前のせいだ…。お前のせいで息子はぁッッ」
息子…?
お母さんが何かしたというのか?
終いには、店の主人は泣き出してしまった。
「息子はッ…竜の炎に焼かれたんだぁッ!!お前のせいだぁッッ」
街の住民も何故か、顔を青ざめさせていた。
店の主人は、後から、街の保安官に引きずられ、どこかへ去って行った。
何故、店の主人は連れて行かれたのだろう。
後から、疑問ばかりが頭を駆け巡った。
最初のコメントを投稿しよう!