竜の姫

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「ひぃいいっ!!竜の女ぁあっ」 店の主人は、狂ったように叫びだした。 私は、目を丸くする。 …竜の…女…? 店の主人は、私とお母さんを睨み、お母さんを指差した。 「お前のせいだ…。お前のせいで息子はぁッッ」 息子…? お母さんが何かしたというのか? 終いには、店の主人は泣き出してしまった。 「息子はッ…竜の炎に焼かれたんだぁッ!!お前のせいだぁッッ」 街の住民も何故か、顔を青ざめさせていた。 店の主人は、後から、街の保安官に引きずられ、どこかへ去って行った。 何故、店の主人は連れて行かれたのだろう。 後から、疑問ばかりが頭を駆け巡った。
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