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それは、太陽を背に突こんできた。
一飛曹「左二十度、F6F(ヘルキャット)二十七機突こんでくる!」
ずんぐりとした機体が2000馬力というエンジンを唸らせ、両翼の合計6挺のブローニング製の12.7ミリ機関砲を撃ちながら突入してきた。
阿部中尉「っ!制空隊何をしている!狙撃せよ!攻撃隊は全機散開。」
総員「了解!!」
そして制空隊の紫電改とヘルキャットの巴戦(ドックファイト)が始まった。
しかし、一機のヘルキャットがドックファイトから抜け出し、ヨタヨタと逃げ回る零戦五二型などに襲い掛かって来たのである。
そして一機の零戦がやられ、火を噴きながら墜ちていった。
一飛曹「中尉!中村機が!」
阿部中尉「クソッタレ!制空隊は何してやがる」
そう言っている間にまたも中村機を殺ったヘルキャットが他の特攻機を撃ち墜とそうとしていると、そこに両翼の20ミリ機関銃を撃ちながら紫電改が突こんできたのである。
これにより、急に奇襲を受けたヘルキャットは何も抵抗出来ずに被弾し黒煙を出しながら、錐揉みしながら墜ちていった。
そして数分後多数の攻撃隊並びに制空隊を失うも全滅は避けられた。
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