始まり

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いつものように僕は腕を枕にして寝ていた。 そのよこで楓はシャーペンをつっついてきたり…おせっかいだ。 「んぢゃここ読んでもらおうかな~!えー…村中!」 「は…はい元気です!」 っという昔ながらのボケをかました僕はその場に立たされた。教科書のページをめくっていると 「26ページの三行目だよ!」 楓が小さな声で教えてくれた。 毎回これで助かっていることもあり いいやつなのかもしれない。 「てか先生~なんかさっきから教室で飼ってる金魚の様子がへんなんですけどー」 確かに何故か慌てているような不思議な動きをしていた。 いきなり先生が真顔になりなにか言っているようだった… 「先生?読んでもいいっすか?寝てたのは僕が悪かったですから怒んないでくだ…!?」 な…なんだ…地震か?  
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