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「そうか。
顔が真っ青だ。とりあえずこれを飲みな。元気が出るはずだ。その後で、話をもう一度聞こう。」
青年はそういいながら、温かい飲み物の入ったカップを渡してきた。
(さっきカップなんて持ってたっけ?)
マリアは少し不思議に思いながらも、大人しくうなずいた。自分がショックで青白くなっているのも自覚できた。
「おいしい・・・」
不思議な飲み物だった。暖かくて甘くて、とてもおいしいけれど、それ以上に心が暖まる気がした。
「そいつはよかった。手作りなんだ。
まだ自己紹介してなったな。俺はリューク=スノーだ。」
少しうれしそうに笑ってリュークが言った。
「マリア=テーネ。
言い忘れてたけど、助けてくれてありがとう。」
「いや、いいさ。俺はたいしたことはしてないし。
じゃあ詳しく聞かせてくれる?」
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