波の音

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なんで恵が‥その答えは1つだった。 恵も僕と同じ…自殺未遂なのだ‥恵と別れて5年、死んだと思っていたのに…まさかこんな所で再開を果たすとは思いもよらなかった。 「達也君も、その…」 「何も言うな…だって…やっと再開出来たんだから。」 あの日… 海辺で見た恵…それが最後の思い出、僕が転校して、恵と離れ離れになるまでの最後の思い出だ。 恵がずっと好きだった。恵もきっと同じだ。 でも、もう2度と会えないと知った時、恵が自殺したと知ったその時… 僕は 死のうと思ったんだ。だから自殺したんだ。 「だよね…」 何故か恵の顔は晴れてはいなかった。 それが何故かは分からなかった。こんなに嬉しいのに…僕も素直に喜べずにいた。 きっと恵も同じなのだ そう…思っていた
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