0人が本棚に入れています
本棚に追加
なんで恵が‥その答えは1つだった。
恵も僕と同じ…自殺未遂なのだ‥恵と別れて5年、死んだと思っていたのに…まさかこんな所で再開を果たすとは思いもよらなかった。
「達也君も、その…」
「何も言うな…だって…やっと再開出来たんだから。」
あの日…
海辺で見た恵…それが最後の思い出、僕が転校して、恵と離れ離れになるまでの最後の思い出だ。
恵がずっと好きだった。恵もきっと同じだ。
でも、もう2度と会えないと知った時、恵が自殺したと知ったその時…
僕は
死のうと思ったんだ。だから自殺したんだ。
「だよね…」
何故か恵の顔は晴れてはいなかった。
それが何故かは分からなかった。こんなに嬉しいのに…僕も素直に喜べずにいた。
きっと恵も同じなのだ
そう…思っていた
最初のコメントを投稿しよう!