現実

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そうだ!タカさんにこの森の端っこ、すなわちこの世界の端っこがどこなのか聞いてみよう! 「ねぇねぇタカさん、端っこはもうすぐ?」 『端っこ?この森のかい?』 「そう!世界の端っこはもぅすぐなのかなぁ?」 『……この森の端っこならもぅすぐだよ、お前のノロマな脚でもあと2回もお日様が昇ったらこの森の端っこに着くだろう! でもそれは世界の端っこじゃあない!!』 タカさんはちょっと怒りながら 早口で一気に捲し立てた。 『世界の端っこは俺にもわからない…渡り鳥なら知ってるかもな…』 ボクはタカさんが何を言ってるのか理解出来なかった。
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