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「ね、千鶴さ。うっとうしいんだけど」
『で、でもっ』
「なに?」
『総司さんが大人しくしてくれれば.....』
「ふぅん......口答えするの?」
『ですから、総司さんっ!』
「別に僕がどうしようと関係ないよね?」
『関係なくないですっ!』
「これは、僕の、問題なんだから。」
『ですから.......!』
「はぁ......頑固だなぁ......」
『頑固で結構ですっ』
「そんな、気にしなくてもいいのに」
『気にするに決まってるじゃないですかっ。もうっ』
「ふぅん......なんで?千鶴ちゃん。なんで決まってるの.....?」
『もうっ!総司さんは意地悪です。』
「あははは!」
『笑い事じゃありませんっ////』
「やっぱり千鶴は面白いなぁ。」
『もうっ////』
「で、お前はいつまで人の可愛い可愛い妹 で遊んでるつもりだ?」
二人の前には総司を視線で殺せそうな勢いで 睨む薫がいた。
「あーあ。やっぱり薫鬱陶しいよ。」
千鶴との時間を邪魔された総司も機嫌がいいわけはなく。
『だから総司さんっ!薫っ! 刀出さないでください!』
「ね、千鶴。僕にこいつなんかが傷を付 けられると思う?」
「なあ、千鶴。後少しでこいつから救って やるからな。」
『なんで戦うんですか!二人共っ』
「僕のお嫁さんとのイチャイチャを邪魔されて、 しかも連れ戻す、なんて言われたから。」
あれはからかわれていた、の方が正しいような.....
「僕の愛しい妹を救ってやろうとしたら、 見せびらかすようにイチャイチャと......!」
薫....私は合意じゃないんだけど.........
「「今からこいつ直ぐに片付けてくるか ら待ってて。」」
千鶴はため息しか出なかった。
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