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「ふぅ…間に合ったぁ…」
僕はいつもギリギリで登校している。
まあそれはおいといて、僕がクラスに入り席に座った時いつもの聞き慣れた女の子の声が聞こえた。
「またギリギリに来てぇ…いつかまた遅刻しちゃうよ?」
心配そうな顔つきで言ってきた。
彼女はレイナ・ローウン。
僕の幼なじみで小さい頃はいつも一緒に遊んでいた仲だ。
性格は明るくて前向きでその前向きな思考がたまに微笑ましくなることもある。
「大丈夫だよ。慣れてるし」
「そういう問題じゃないと思うけど…そういう思考がそもそも問題だと思う。」
今度は怒ってる表情で話してきた。
「席についてください」
その声と同時に先生がクラスに入ってきた。レイナはまずいと思ったらしく急いで席にもどった。
その姿はまるでビックリしてにげる猫のようで思わず笑ってしまった。
レイナは笑っていた僕を見ていたらしくまた怒った顔をしていた。
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