出会い

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授業もすべて終わり優越感に浸っていた。 今日は特別日が沈むのが速く、七階から見た風景は格別だ。 いろんな点灯が光っていて、青赤白おそらく三色だと思う。 まるでクリスマスのようだった。 最初は僕だけで見ていたが1人2人と人数が増えてきて最終的に全員になった。 「席についてください」 その声と同時に先生が入ってきた。 みんなは急いで席にもどった。 放課後のホームルームってことはこれが終われば帰れる。 そう思っていたところに思いがけない先生の言葉が僕に刺さった。 「アレイン君は少し残ってください。手伝ってもらいたいことがありますので」 何で僕だけなんだろう? 心の中で愚痴をいってみせた。クラスのみんなは僕だけが残ることに大爆笑していた。 僕はまた心のなかで愚痴をいってみせた。 「お前ら笑うなぁ…」
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