8人が本棚に入れています
本棚に追加
その事に気づいてから
全員が『幸せ者』に見えた。
母親がいない私。
家に帰れば「お帰り」なんていってくれる人はいない。
父親に殴られる私。
家に帰れば「いらない」と言われる。
そんなことが当たり前な私と
そんなことを虐待というみんな。
『死ねばいいのに』
自分も
幸せ者も
父親も母親も
世界も
運命も
全て死ねばいいのに。
「うぅ…あ゛ぁぁぁあぁぁ゛…」
枯れた喉で泣き叫ぶ。
「なんで…私なの…っ」
涙が伝う頬を拭ってくれる人なんて
私の周りには居なかった。
、
最初のコメントを投稿しよう!