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「皆さん
覚えていて下さい―…」
俺がガキの頃…先生が
凄く好きだった…
今でもこいつを見れば
あの頃を思い出す…
高「先生が…死んだ…?」
桂「…あぁ…」
銀「…………」
……俺はこの時、絶望感と怒りが込み上げた―…
幕府のある江戸を壊したい先生を殺した幕府を
壊したい
幕府が憎い
先生が殺されたのに
笑いながら暮らしている奴等が憎い
俺は江戸が幕府が憎い
俺の中にいる獣が暴れたくて仕方がない
先生を殺した幕府を江戸を殺せ…壊せと
俺に囁いてくる
俺は自分が思うままに
暴れよう…
だが…頗る程の事なのに…どうしてこんなにも…
虚しい気持ちになる?
俺には何が足りない?
教えてくれ…誰か…
俺にこの気持ちを…教えてくれ……先生……教えてくれ…………
―END―
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