2927人が本棚に入れています
本棚に追加
「早く行こうぜー」
「今行くっての」
昼休み。
俺にとって大好きな時間。
寝るのも良し、遊ぶのも良し、イチャイチャするのも良し。
最高じゃないか。
今日の俺は昼休みを爆睡に使っていた。
そして今、俺のすぐ近くでクラスメートが会話をしているのが聞こえ、意識が戻る。
もう誰もいない…。
起こしてくれても良いじゃん、クラスメートさんよ。
「ふぁぁ…」
あくび一発。
一口で空になりそうなミルクティーを飲み干してごみ箱へシュート……したら見事に外れて壁にこんにちは。
偉い俺はキチンと拾って捨てました。
「あー、眠いなー」
何故この教室に人がいないのか。
別にいじめられている訳でも無いし、俺が教室を間違えている訳でも無い。
移動しなければならないから。
というのも、本日…この冬真っ只中の日に、生徒会選挙が行われるからで
「講堂、遠いんだよな」
皆いないのです。
一人寂しい。
最初のコメントを投稿しよう!