後悔してももう遅い

8/13
4436人が本棚に入れています
本棚に追加
/330ページ
知らない。 知らなかった。 分からない。 言われてない。 担任に押さえつけられながら泣いているあいつの友人。 けれど、俺は何が何だかわからなかった。 あいつが… あいつは外国に行くって…… ガタンと俺は立ち上がる。 周りが騒ぎだす事を無視して、学校を出てあいつの実家に向かった。 けれど、 「帰ってくれ…」 あいつの親から拒絶の言葉が来た。 「会わせてください!お願いします」 「もう、あの子はいない!帰れ!!」 嘘だろ。 嘘だ。 嘘に決まってる。 信じない信じたくない。 俺は葬式にもでなかった。 出れなかった。 けど、死んだと信じていない俺にとって葬式なんていらないものだ。 俺は探した。 探し続けた。 歩き回って、探して。 信じれない、認めたくないのだ。 だって、ずっとそばに居たんだぞ? 俺と暮らしてた。 俺と同じ空間に居た。 なのに。  
/330ページ

最初のコメントを投稿しよう!