俺がお前で、お前が俺で

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七「待てこるぁ~!!」 跡「七瀬さーん、待って下さいよー!」 球「嫌です!」 決して広いとは言えない事務所で七瀬を追い回す変態二人。 必死に逃げる七瀬だが、すぐに追い付かれてしまった。 球「し、しまった...!」 そのまま、逃げられないようにイスに座らされ、ビニールひもでグルグル巻きにされる七瀬。 七「へっへっへ!とうとう捕まえたぜ...( ̄∀ ̄) 観念しやがれ!」 跡「すいません七瀬さん!! 本当はこんな乱暴なことしたくないんですよ!?💦」 球「今すぐこのふざけた紐をほどきなさい!本当に怒りますよ!💨」 紐から抜け出そうとするが、手首に食い込んでしまい、痛みに顔をしかめる七瀬 球「....っ痛!」 跡「!!!」 ~以下、跡沢の脳内会議~ 天使跡沢〓『こんなことしちゃダメだよ!七瀬さんに嫌われてもいいの!?』 悪魔跡沢〓『なぁに、七瀬さんを助ける為にやってるんだ、仕方ないだろ!』 跡「うぅ、俺はどうすれば!?」 両隣の天使と悪魔にはさまれ、困惑し始める跡沢。 天使跡沢〓『てゆーかさ、ぶっちゃけ球磨川が七瀬さんにキスしたいだけなんじゃないの?』 悪魔跡沢〓『えぇ!?そうなのかよ!?』 天使跡沢〓『そうに決まってるっしょ! あんな変態ドS魔神に七瀬さんのファーストキスを奪われてもいいんか!?』 悪魔跡沢〓『お、お前しゃべり方が変わってないか!?』 最早どちらが天使かわからなくなってきたが、この言葉で跡沢の心は決まった。
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