運命の出会い

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それから毎日メールのやり取りをした。 朝は『おはよー』 寝る前は『おやすみ』 これじゃ、彼女より彼女じゃん! しかし、彼女とメールしてるより楽しい…。 楽しすぎる! 当時の彼女は25歳。 歳近いから話は合うけど、12歳も年下のしかも、高校生のメールには彼女もかなわない(''*) 俺の知らない、学校で今何が流行ってるとか、部活の話とか… 全部が新鮮で懐かしく、メールしてて楽しかった。 彼女には悪いけど、チカは彼女とは正反対。 彼女は、物静かで口数が少なく箱入り娘みたいな感じ。 チカは、元気で活発でバリバリ話すし、スポーツマンみたいな感じ。 そんなチカを、自分じゃわからないくらい、ゆっくりと好きになっていった…。 そんなチカとメールで部活の話をした。 『部活なにしてんのぉ?』 『剣道だよ』 『剣道って楽しい?』 『楽しくないよぉ!!子供んときからやらされてるだけだし!』 『じゃあ、なんでやってんの~?』 『親がヤレって… あっ!チカ、中学の大会で県内2位になったんだよ!』 『すげ~!!県内2位の人とメールできるなんて嬉しいっす!』 『毎日、朝練、授業終わってからも夜7時まで部活だよ』 『仕事してる方が楽だな!8~5時だし!』 チカは、意外にもスポーツマンだった。 あの時は、写メ交換してないから変な妄想が膨らんでいった。 まさか!ゴツい女なんじゃ!?
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