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ミヤ
どうしよう!今日も雪降ってる!また顔真っ赤になったら気温のせいにできないじゃん!
「世~良ちゃん!」
室戸明が…
「ひゃあ!」
あまりにビックリしたものだからバランスをくずして明めがけて倒れこんだ。
「なになに?今日はやけに積極的じゃん!俺に惚れた?」
バシッ!
「いってぇ。」
「ふっ、ふざけないで!誰があんたなんかに…惚れるか!」
恥ずかしい。
「じゃあ世良ちゃんのファーストキスちょうだい!」
バシン!
「なんでそうなるのよ!残念だけど私、ファーストキス終わってるから!」
っあ!いっちゃった!
「えぇ!世良ちゃん男嫌いなんじゃ…。誰だよ!そいつ!」
…。しかたない、言うか。
「ミヤ…。」
「ミヤ?」
すると向こうのほうから声が聞こえた。
「お~い!明!おっはよぉ!」
「んだよ。雅かよ。」
俺がこの一言を言うと世良ちゃんが驚いて俺に聞いてくる。
「雅!?雅って言った?!名字なに?!雅の名字!」
「雅の名字?や、社、雅。」
なんで世良ちゃんは雅の名字を知りたがるんだ?
「おい!明!おは……、えっ!?世良!?」
雅は世良ちゃんを知ってるのか?しかも呼び捨て!?
「やっぱり!ミヤだぁ!」
ガバッ
っはぁ?!何で世良ちゃん、雅に抱きついてんの!?つーかミヤってことは…。
「お、おい、世良!ここ学校!」
キーンコーンカーンコーン
「あっ、ゴメンねミヤ。私行かなきゃ。」
…雅が世良ちゃんのファーストキスの相手かぁ?!
「じっくり話を聞こうか。雅!」
「あ…、えっ?なに?なに?なに?なに?なんか怖いよ明。」
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