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「あぁー、失敗!結構イケてると思ったんだけどなぁ!」
さすが男嫌い。ガードハンパねぇ、いくらなんでも硬すぎだろ!
「すげぇ綺麗だったな…世良ちゃん…。」
「まずは、世良ちゃんの半径1メートル内にはいらなきゃな。」
それであの方法を試したけど…。
世良ちゃん運動神経めちゃくちゃ良かったんだよ。
「あー!なんで下駄箱の上、登れるんだよ!」
「なになに明。世良ちゃんの事で悩んでんの?」
「ちげぇよ。」
「下駄箱登ってたのって世良ちゃんじゃん。」
なんで知ってんだよ!
光輝、スゲーにやけてる…。
「ダアッ!わかった言う言う!俺は世良ちゃんが好きだ!!!これでいいだろ!?」
「ははは!オッケーオッケー!」
「クソッ!お前、橘にチクるからな!カラオケでバイトの定員口説いてたこと!」
「わー!ゴメン!マジゴメン!」
「また同じようなことするなら、直ちに言うからな!」
「彼女いるのになんで口説くんだよ。それも俺らの前で…。アホかお前は。明怒らせたら怖いぞ!女の顔だから。」
一言多い。
社雅(やしろ・みやび)。始めは同感だけど!
「雅、今すぐ土下座するなら命だけは助けてやる。」
「わー!ゴメン!マジゴメン!」
「おい!俺のパクんなよ雅!」
「反省の色が見えないな。二人とも覚悟しろよ?雅!光輝!」
「わー!ゴメン!マジゴメン!」
「何で俺もー?」
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