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私はここにいます、と言いたくなった。
でも今の私には記憶がないから。
彼が恋い焦がれている人は、記憶があった頃の"私"だ。
だから、言えない。
そんな時、彼の手が私の手首を掴んだのだ。
そして勢いのまま彼の胸板に…って!
寝てたよね?この人。
ってことは…起きた!?
なぜか抱きしめられてる私。
彼の肩らへんにある自分の顔を勢いよくあげる。
ばっちり目が合った。
彼の目から目を反らすことが出来なくてしばらく見つめ合う。
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