狂いだした

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私がなぜそこまで詳しいかと言うと、そいつともまた部活が同じだから。 「美香ちゃん今日は不機嫌じゃないといいなー。不機嫌だと私に当たってくるからいやなんだもん。私なにもしてないのにさー。しかも…」 これは永遠と愚痴を聞かされるパターン。 話題を変えよう。 何かあったかなー。 『そうそう、昨日の夜なんだけどー…』 思いついたのは昨日の夜のあの話し。 和華は顔を真っ青にしながら真剣に聞いている。 『ってことがあってさ、今日朝その家を確認したけど、血が飛び散ってて夢じゃないってことを確信させられたね。』
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