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「……い………おい!」
「……ん」
「やっと起きた。ってかお前何で泣いてんの?」
―え。
どうやら僕は泣いていたらしい。
珍しいな。
「…何でもない。あんた誰?」
「あぁ、俺は新藤 龍樹(シンドウ リュウキ)よろしく。」
「…よろしく。で、何?」
「あぁ、お前の部屋、俺と同じだかんな。案内する!!」
龍樹と同じ部屋だと!?
バレちまうだろうが。
というか今何時だ?
「あ、4時半だよ。」
「お前、テレパシーかよ。」
「違うよぉ。早く行こ。」
「あぁ。」
なんだこいつは。子供みたいだな。
「……かわいい………」
龍樹は気付いてないらしいが、こいつはかわいい。
守ってあげたくなるような感じだ。
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