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ああ 癪に障る 焼ける音が
核心さえ ぼやけさせるの
いつの間にか ひびは割れて
間近に地獄
ああ せめてものの 救いになれ
欠けた歯車 狂う動きに
かつての欠片 掬い上げて
灰の中から
あの日を掴める
気がした
消えるまでに 灯すまでの
わずかな熱が 残るならば
汚れてでも とにもかくに
希望を濁して 吐き出せ
隠し続けた 重い扉も
ここで底で 開かれるだろう
明日が変わり始めたのは 視界の下
後は灰が積もるだけの 世界にした
あの日を掴める
時間へ
消えるまでに 灯すまでの
わずかな熱が 残るならば
汚れてでも
運ぶよ 君の記憶
雨が止んだ そこへと
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