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昔むかし あるところに
君がいました
遠い遠い あるところに
君がいました
ごったがえす 人混みのなか
僕は君を見つけた
そっと交わす 人と人
約束 硬く結んだ
「どうして？」って君が訪ねるなら
運命って答えようかな
だから君は せめて覚えてて
僕は約束を果たすから
昔むかし どこか遠くで
君と過ごした
遠い遠い あの日々はなぜ
君がいないの
お高い椅子 天狗のように
見栄っ張りなお二人
だけどどうだ 君がいない
約束 果たせそうにない
「痛いよ」殴りつける現実
君のせい と割りきろうかな
だから君は そばで笑ってて
僕も約束を果たすから
もうみんなで 笑えないの？
誰も笑顔 消えていたの
じゃあ僕は僕でいられる？
いや僕が僕を語るのはまだ早い
地底ではまた 花が咲くのに
誰もそれに 気づけないの
その花を見て名前を聞いたら
途端に苦しくなるんだ
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