蛇との生活開始

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「たっだいまー!!」 ガチャっと少し乱暴に玄関の扉を開けて言った。 そのままリビングへとつづく扉の横を通り、階段をいちもくさんに駆け上がる。 ガチャ 「やっと学校終わったー!音楽聴こう!」 そう言ってベッドの上にある音楽プレイヤーをとろうとした有希は 「!?な、な、なんじゃこりゃー!!!」 と、叫んだ。 それもそうだろう。 なぜなら、さっき助けた白蛇がベッドの上でとぐろをまいていたのだ。 「殺虫スプレーどこだ・・・・あった!!くらえ!!!殺虫スプレーアッタク!!!」 しゅーーーー!! いきなりのことに有希はパニックしてしまい、咄嗟に部屋にある殺虫スプレーを白蛇にむかって使った。 「げほげほ!!小娘な、なにをする。」 「ぎゃーー!!ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい!!!」しかもその白蛇がしゃべるもんだから、つい驚いてしまってすごい速さで謝った。 んっ? しゃべった? そんな馬鹿な!? 「全く何をするのかと思うたら!いきなり何をするか!小娘が!我を殺すきなのか!」 白蛇はそう言い放つと怒っているのかシャーシャーと威嚇している。 あー怒ってるよね。 当たり前だよね。 私はどうすればいいのかわからず、白蛇をじっと見つめた。 白蛇は相変わらずシャーシャーと言っている。 勇気を振り絞って訊いてみた 「あ、あの何で私の家の私の部屋にいるんですか?」 すると白蛇は、 「小娘、お前さっき我を助けたであろう。つまりは恩返しじゃ!」 と、ばーんという効果音が似合いそうな感じに胸を張りながら言った。 な、何これ、鶴の恩返しならぬ、蛇の恩返しwwww めっちゃうけるんやけど(笑)
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