出会いと別れと初めまして

3/5
前へ
/5ページ
次へ
その後、主は殺された 私に主は… 『お前は今から、あの男に忠誠を誓うんだ。私はじきにいなくなる、それを見越しての命令だ。さぁ、行け“スレイプニール”』と遺した その後、私は部屋を出ていき主の言葉の意味を考えた 確かに、主は寿命や戦いの傷でじきに死ぬことは殆ど確定していた だが、不信な点がある。主が死ぬのは30年後の話だった 病気にかかっていた?いや、それはない。あの人は神なのだ、かかる病気も100年に一度位のものだ なら、なぜ死ぬんだ?死ぬ理由も無いのになぜ死ぬ? 訳が分からなくなった。もう一度聞きに行こう そう思い、ドアを三回叩いた だが、返事はない 何事かと思い、ドアを開けるとそこには既に生き絶えている主の姿があった
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加