黒髪は珍しいようです

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「ちなみに病名は?」 「不明だ、この国に勤める総ての医師に妻を診察させたがどんな名医であっても病名は愚か治療法すら分からなかった」 放すユール父の表情は悔しさが滲み出ている…ような気がする、ユールもなんか暗い顔してんなぁ 「まぁ取り敢えず…調べて見ますか」 ベットの横まで移動した俺は右手を翳してある言葉を口にする 「ライブラ」 FFブレイヤーなら誰もが知っている相手のステータスを見られる魔法、「またFFか」なんて読者の声とかキコエナーイ 「ふむふむ成る程…あぁこれじゃ医者にゃあ無理だよな」 「なっなにか分かったのか!?」 「おう、この人に掛かってるのが病気じゃなくて呪いだったって事は分かった」 視界に移る奥様の頭上に記されたデータ、その内容はHP23 MP9 状態異常の欄には呪いの文字、なーんか胸クソ悪くなって来た 「呪い…だと」 「そ、一護みたいに聞き返されても現実は変わらない正真正銘の呪いだ、それもそーとー達の悪い奴」 掛かった者は少しずつ命を削られ最期には苦しみもがきながら死んで行く、寝取り本も真っ青なくらい胸クソ悪ィな
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