お決まりの森です

4/9
前へ
/147ページ
次へ
「よし、じゃあ俺が助けてあげましょう」 「え?」 俺の言葉にキョトンとした少女は放って置いてドラゴンの前に歩み出る、近くで見ると更にデカイな 「帰れドラゴン」 取り敢えず話し合ってみる 『ギャパァァァァァァァァ!!』 うん、どうやら日本の平和主義はドラゴンに通じないみたいだ、ギラギラ光る牙が並ぶ大口を開けて突っ込んできた 「初バトルと興じますか」 噛みつき攻撃を跳躍して避け、丁度真下にきたその赤い鱗に護られた脳天に重力を味方につけた踵落としを放つ 『ギャッ!?』 頭にメリ込んだ踵の衝撃は予想以上に強かったらしく短く声をあげたドラゴンは顎から地面に激突しクレーターを作る
/147ページ

最初のコメントを投稿しよう!

674人が本棚に入れています
本棚に追加