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「なら俺が選ばれた理由は?」
『お主が毎日つまらなそうに生きていたからじゃ、じゃから雷をお主に落とした』
「え?」
俺が毎日つまらなそうに生きてる?
『夢もなければ希望もないただ毎日を何と無く生きておる友人はいるが心の何処かで一線を引いて上手く自分を守っている、そんなお主なら元の世界に未練は無いと思うてのう』
「結構心に来ることズバッと言うんだな」
『神様じゃからの』
パチンと指をならし紅茶と思われる液体の入ったカップを出現させそれを口に運ぶ神様、俺のも出せよ
『さて、説明も終わった事じゃしお主に能力をくれてやろう、どんなモノが欲しい』
「うーん…じゃあ想像を現実に変える力」
これが一番手っ取り早いでしょ?最強の肉体をうんたらかんたらーとか魔力の質がどうたらこうたらーとかより
『ふむ、多少の制限はあるが良いか?』
「別にいいよ、生き物作っちゃダメとかそんなんだろ?」
『まぁそんな所じゃ、では能力を授けるぞ』
そう言って神様は俺の頭上に手を翳してそっと言葉を呟き、自身の身体の中にナニかが入ってきた
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