始まりは突然に

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「それじゃあそろそろ行くか異世界」 『そうか』 一頻り堪能した俺はバスターソードを消して(消えろと念じたら消えた)そう言うと神様はパンッと手のひらを合わせ地面に大きな穴を作り出した 『最後に名前を聞かせてくれぬか』 現れた穴に向かって歩いて行くと途中で神様にそう言われる 「名前?あぁ言ってなかったな俺の名前は天雲時雨だ、神様は?」 『妾の名はもう忘れてしもうた』 「そっか…じゃあな神様!また何処かで会おう」 そう言った後、俺は手を振りながらぽっかりと開いた真っ暗な穴の中へ飛び降りた 『ふむ、また一人になってしもうたのう』 神はそう言って少し寂しそうな表情を浮かべ姿を消した
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