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「中は完全に真っ暗ですね」
持っていたライトで奥を照らしますが…先が見えないです。
特に分かれ道もないので迷うことは無さそうですが…
「……クロナ、ちゃんと前見て歩いてください」
「嫌です!怖いです!」
クロナが僕の背中に隠れていて歩きづらいです。
「大丈夫です。能力に変な反応も無いですし、それより、リール足下に毒蛇がいますから…「もっと早く言え!!」…すみません」
そんなに強い毒では無いので気にしなくてもいいんですが…
「マスター、置いていきますよ?」
――――――――――――
「そういえばアルムの能力って何処までの情報が視れるんだ?」
「基本は自分を中心に半径10kmまでなら簡単に視れます。その中にいる人の記憶とかも、後は知りたいことを決めて行うと距離は関係無いです」
はっきり言ってプライバシーは関係無いです
ただ、魔法で結界を張られたりすると分かりにくいです。
「じゃあ、その人が何を考えているか、とかも分かるのか?」
「それは出来ないです。僕が視れるのは情報だけなので、因みに基本的には他人の記憶を覗いたりすることは無いです。」
そんなこと街でやったら多分捕まりますよ?
「……マスター、あれが地底湖ですか?」
喋っている間に着きましたね…
「凄く綺麗…」
とても綺麗な湖が広がっていました。
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