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………さて、食べたことですし、お皿を洗いますか
「あ、マスター、私が洗っておきます」
「いや…でも」
「たまには、ボクたちに任せて、アルムさんはお風呂にでも入っていてください。今のアルムさん、少し火薬臭いです」
まあ、そこまで言うなら後のことは任せますか…
「わかりました」
――――――――――――
というわけでお風呂にいるんですが…やっぱり落ち着きます
「体の疲れがお湯に溶けていくようです」
旅の途中にする行水とは比べ物にならないです
……もちろん、入る時は僕一人ですよ。
「あの…アルムさん」
ん?扉ごしにクロナが話掛けてきました
「どうかしましたか?」
「あの…ボクも洗って欲しいんですが」
…………え?
「な、何で僕なんですか?リールかソルに頼めばいいじゃないですか!!」
一応、タオルは巻いてありますが…僕だって男ですよ?!
女性とお風呂なんて!!
「リールさんは雑そうだから嫌です。ソルさんには頼みましたが、湯気が嫌だと……入りますよ」
ちょっと待って!!
心の準備が!
「ガゥ?(どうかしたんですか?)」
入ってきたのはウルフ状態のクロナ
「何か…良かったような、残念なような…」
きっと良かったんですよ…
逆に人のままだったら気絶してたかもしれないし
「ガゥッ、ガゥ」
「あ、今洗いますから」
この後、特に何も無く、爆発した自分の部屋を片付けてから寝ました
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