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「それは、ソルが僕を攻撃しないと言うことですか?」
「それもありますが、私にマスターが触れても切れませんよ」
普通はそんなことあり得ないのですが…
「つまり…どういうことだ?」
リールは全然、理解出来てないみたいですね
「私は、私が心からマスターと決めた人は傷付けられないようになっています。さらに、マスター意外の人が私を使うことも出来ません。盗まれても、私が戻ろうと思えばマスターの手元に戻ります」
リールが全然わかっていないのでクロナが頑張って教えています
「ん?でも、僕が買った時は普通に使えましたよ」
「私はマスター意外の人を使い手と認めていません。認めていない時に私を使ってもただのナイフと変わらないです。」
確かに、買った時は普通のナイフでしたから
「それより、お腹減ったから先に下に行ってる」
「あ、待ってください!!」
リールを追っかけてクロナも行ってしまいました
「それとマスター」
「何ですか?」
「私はマスターの命と繋がっています。私は武器なので死ぬということがありませんが、マスターが傷付くと私も壊れていきます。私は自然に直っていきますが…クレトで怪我をしたことぐらい、わかるんですよ?」
「ッ!!」
全帝にやられた時ですか…
まさか、ソルに気づかれてたとは
「何があったかは聞きません。その代わり、あまり無理しないでください。マスターが傷付くのは嫌です…。さて、リールたちが待っているので行きましょう」
「……ソルは僕なんかがマスターでいいんですか?」
「何言ってるんですか…マスター以外、私には考えられません」
ソルは笑顔で答えてくれました
その時、一瞬ソルの瞳は透き通った赤になり、また元の色に戻りました
「……ん、どうかしましたか?」
「いえ、何でもありません。」
さて、リールたちが待っているので急いでご飯作らないと
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