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「あらあら、一体何をそんなに騒いでいるの?」
女性の声、入口の方ですね。
その声で全員の動きが止まりました
「うわ、やべ、メイリの姉さんだ!!」
ん、メイリ?
確か、最近このギルドで噂の三人の内の一人
直接調べてませんが、魔物の首を切り落とし、一撃で仕留めることから、付いた二つ名が〈首斬り魔女〉だったはずです。
でも、入口には誰もいません
「アルムさん!!伏せて!!」
「え?!」
クロナの叫び声で咄嗟に伏せたのですが…
目の前に紫色の髪の女性が立っていた
“氷で作られた大鎌を振り切った状態で”
「あらら?避けられちゃったわ」
目の前には妖艶に笑う女
クロナが言ってくれなければ今の一撃で死んでいました
「いきなり何するんですか?」
「挨拶かしら?」
「姉さん、やり過ぎじゃ――」
注意しようとしたオッサンですが…
「私に指図しないでくれる」
当然のように殺された
首から上が無くなって
「「イヤァァァー!!」」
「嘘だろ?!」
「おい!逃げないと俺達も殺されるぞ!!」
《何で仲間を?》
それは、僕も聞きたいですが、取り敢えず他の人は皆逃げ出したようですね
「仲間じゃなかったのか?」
「貴女は〈紅刀の女神〉ね、こんなの仲間でも何でもないわよ」
さっきから、この女の直接的な情報が出てこない、と言うことは
「前に僕たちを襲った人の仲間ですね」
正確には襲った人がいた組織の幹部といった所でしょう
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