生徒会が王道じゃないなんて認めない、認めたくない。

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  「えっと...俺に王道くんと一緒に住めと...?」 「む、無理にとは言わないけど、あのままじゃあの子ずっと一人ぼっちで...うぅ...ヒック..」 幸仁さんはとうとう泣き出してしまった。 可愛い。 宇宙人タイプの王道くんではないようだし、俺が動かないと王道くんの総受け人生は始まらない。相部屋を断る理由がないよね! 「わっかりました!俺がなんとかします。だからもう泣き止んで?幸仁さん」 向かいのソファに座る幸仁さんの隣に行き、落ち着くようにとぽんぽんと頭を撫でる。 涙目と紅潮した頬で見上げてくる幸仁さんが可愛すぎてぎゅうと抱きしめる。幸仁さんが生徒だったらいいのに。そして生徒会メンバーに攻められちゃえばいいのに。いやでも生徒会×理事長も美味しいな...。 「あ、周くん離して...もう駄目....」 真っ赤な顔で苦しそうに呟く幸仁さん。 「ごめんなさい。苦しかったですね」 「う、ううん.....」 「じゃあ俺行きますね。一般生徒が生徒会フロアにいるのはまずいと思うんで、俺が甥っ子くんの部屋に引っ越します」 「本当にありがとう...。またいつでも遊びにきてね。」 花が咲くような笑顔で王道くんの部屋のカードキーを手渡され、なでなでしたい衝動に駆られながら理事長室をあとにする。 向かうは寮。待ってろ王道くん!  
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