死んでしまったようです

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かなりの時間を過ごし、いつしかオレはギルドでも指折りの実力者になっていた。 もちろんそこに至るまで、数ページではとても書ききれない日常があったのは、言うまでもない。 「ジン! お前、二つ名が付いたぞ!」 自分のことのように喜びながら、オレに知らせてくれるこの人は、ギルド長の次に偉い人だ。 大臣としての職務とギルド長の仕事で忙しいギルド長に変わって、オレの面倒を見てくれていた。 「二つ名……ですか」 二つ名は実力を認められた人が貰えるもので、名付け主はギルド長だったり国王だったりと様々だ。 ……もっとも、ほとんどがギルド長からだが。
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