死んでしまったようです

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「おい、ヒース! なんで僕の言葉を遮るんだよ!」 「いーじゃんか、おれだってそう思ってんだからさー」 「……とにかく。オレもそんなに甘くない。やられたらやり返すさ」 「…………いや、ちょっと手加減した方がいいかも」 リエルが硬い笑い顔で呟いたことは、しばらく忘れられないだろう。 その日の放課後、オレは予想通り呼び出された。 スネイルは取り巻き達と一緒に、オレをリンチしようと考えていたようだ。 事前にクロウル校長から許可をもらっているので、力を解放するのに遠慮はいらなかった。 結果、スネイルと愉快な取り巻き達はしばらく入院する羽目になった。 ……少しばかり反省して、お見舞いには行こうと思う。
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