死んでしまったようです

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「そう、そのことなんじゃが……異世界に行ってみないかの?」 「……異世界? 魔法とかあるんですか?」 というか、そういうところでないと納得しないつもりだが。 目の前の神様はそんなオレの考えを読めないらしく、にっこりと笑った。 ……誰かに似ているような。 「もちろんじゃよ。地球より科学は進んでおらんが、そこは魔法でかなり補っておる」 「なるほど……」 「わしからの詫びとして、望みがあれば出来る限り叶えてやりたいんじゃが……何かあるかの?」 ……ああ、うちの近所の爺さんだ。すっきりした。
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