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「そうですね……魔法がある世界なら、膨大な魔力とそれを扱える力が欲しいです」
「膨大な魔力と扱う力……他には?」
「オレの記憶を引き継いだままで、赤ちゃんからやり直せますか?」
「ふむ……しかしそれだと初めは不便ではないかの?」
「いいんです。異世界を学びながら友達が出来るじゃないですか」
それに、その世界について一々聞く必要もなくなる。
一石二鳥ならぬ一石三鳥だな。
「……よし、分かった。生まれ……というか境遇はわしの方で手配してよいかの?」
「えーと……あまり悲惨なことにはしないでもらえれば」
死にかけなければ、貴族でも捨て子でも構わないつもりだ。
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