死んでしまったようです

8/20
前へ
/243ページ
次へ
「そうですね……魔法がある世界なら、膨大な魔力とそれを扱える力が欲しいです」 「膨大な魔力と扱う力……他には?」 「オレの記憶を引き継いだままで、赤ちゃんからやり直せますか?」 「ふむ……しかしそれだと初めは不便ではないかの?」 「いいんです。異世界を学びながら友達が出来るじゃないですか」 それに、その世界について一々聞く必要もなくなる。 一石二鳥ならぬ一石三鳥だな。 「……よし、分かった。生まれ……というか境遇はわしの方で手配してよいかの?」 「えーと……あまり悲惨なことにはしないでもらえれば」 死にかけなければ、貴族でも捨て子でも構わないつもりだ。
/243ページ

最初のコメントを投稿しよう!

391人が本棚に入れています
本棚に追加