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次の日、早速時間割が発表された。 山村 良樹の名前がちゃんとある事を確認した。 今日から授業が始まるのを思うと少し楽しみになってきた。 ――――― 「今日から世界史を教える事になりました山村 良樹です。この学校の事は皆の方が詳しいと思うので何かあった時はよろしくお願いします。…では、何か質問はありますか?」 まだ緊張してるのか少し片言な話し方。 「センセー。アドレス教えてくださーい」 私は右手を上げると同時に言った。 「結依さっそくそれかよー」 友達に突っ込まれるけど気にしない。 だって別に先生にアドレス聞いちゃいけません、なんていう校則ないし。 現に理事長とメル友の生徒何人かいるし。 「えっと、君は…「結依です。私苗字嫌いなの。」 ホントはそうでもないけど下の名前で呼ばれるの嫌いじゃないし、そっちのが好き。 てか山村先生に下の名前で呼んでもらいたい。 「あ、分かった。じゃあなるべく苗字で呼ばないように気をつけるね。」 山村生徒がにへらって笑った。 「センセー、結依に喰われんなよー」 「喰わ…?」 山村先生がちょっとびっくりした顔で私を見る。 「ちょっとタケシ変な事吹き込まないでよ!誤解されんじゃん」 タケシはクラスの中でも仲がいい男子。 私の本音を知っている。
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