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――――――
あれから一週間。
「良樹ー♪お菓子あげるー」
「おー、結依。お前上川と別れたんだってー?俺相談されちゃったよー」
アキラの奴。
何でよりによって良樹に相談するかなー?
「だって身体目当てっぽかったし…。」
どうせ本気じゃないもん。
そう付け加えようとしたけど慌てて飲み込んだ。
なぜか
良樹には軽い女に思われたくなかった。
「まあでも上川は俺のクラスの生徒だしほっとけないだろ?一応上川には諦めるように言っとくよ。」
「あー、大丈夫、大丈夫。アキラ最近後輩と仲良いらしいし。付き合うんじゃん?その子と」
あ。
嫌みたらしくなっちゃったかな。
でもそれに気づいたから決めたの。
別れるって。
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