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「じゃあ結依ちゃんは傷ついちゃった訳だ」
「なんかその言い方ムカつく。良樹が慰めてくれるとか?」
そんな馬鹿な。
良樹が慰めてくれる訳ない。
「それはマキとかに慰めてもらいなー」
良樹は私の頭をわしゃわしゃした後そのまま行ってしまった。
「やっぱりね…」
私の声が静かな廊下に虚しく消えた。
分かってたのに。
良樹は私の事さりげなく避けてる事も
慰めてくれない事も。
この一週間でなんとなく気づいちゃったよ。
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